燈籠坂大師は弘法大師が行脚中にそこで腰を休めたという口碑をもつ、東善寺(富津市竹岡)の飛地境内地です。燈籠坂大師堂へと続く参道となっている切通しトンネルは、夏にはさわやかな涼風が吹き抜ける隠れた名所です。
目の前に広がる東京湾と、背後にそびえる南房総国定公園に指定された鋸山。そんな海と山に囲まれた絶好のロケーションにある、観光型複合施設。お腹いっぱい食べてお土産も買える、南房総観光では外せないスポットです。
2010年3月に金谷美術館としてオープン。「石と芸術」をテーマに、町おこしに取り組む富津市金谷の「芸術」のシンボルとして長く親しまれています。国登録有形文化財に指定されている建物は鋸山の石で造られており、一見の価値ありです。
古墳時代の横穴を再利用して重層的につくられたやぐら群で、窟の壁面に掘られた多数の磨崖仏(まがいぶつ)や五輪塔、崖の中腹の観音堂を一巡りすれば、全国の霊場を巡礼したのと同等のご利益があるといわれています。
約1300年前、聖武天皇の勅詔を受けた行基菩薩によって、725年に開山された関東最古の勅願所です。山頂エリアの「地獄のぞき」では、突き出た岩の先端まで行くと、房総半島や遠く富士山や三浦半島までの絶景が望めます。
鋸南町保田に生まれた浮世絵師・菱川師宣と浮世絵の歴史を紹介する美術館です。菱川師宣の浮世絵作品や江戸から明治にかけて活躍した浮世絵師たちの作品を多数展示。さまざまな切り口で、日本の絵画文化「浮世絵」の世界を満喫することができます。
廃校となった小学校の126年の歴史を引き継ぎ、道の駅として生まれ変わりました。現在はマルシェやレストラン、宿泊・温浴施設のある都市交流施設です。小学校として使われていた当時の、懐かしい雰囲気が残っています。
町の交流拠点としての役割も担う笑楽の湯は、桜と竹林に囲まれた日帰り温泉施設です。泉質はナトリウム―塩化物泉。開放感のあるガラス張りのお風呂で、窓からの眺めを楽しみながらのんびりとお湯を堪能できます。
豊かな自然に恵まれた南房総国定公園内にあり、運動広場やビジターセンター、キャンプ場、展望台などが整備されています。黒船来襲の時代から太平洋戦争まで、要塞として使われていた歴史があり、要塞跡地が数多く残されています。
江戸時代後期に活躍した戯作者・滝沢馬琴の代表作『南総里見八犬伝』に登場する籠穴です。本作において、伏姫と里見義実(よしざね)の愛犬である八房が隠れて過ごした洞窟と言われています。
全国でも数少ない木製の海桟橋。1921年に漁業用として整備された歴史ある桟橋は、昭和レトロを感じさせるノスタルジックな佇まいが魅力。唯一無二のロケーションであることから、テレビCMやロケの舞台としても度々登場しています。
緑いっぱいの里山や花畑が目の前に広がる枇杷倶楽部は、緑のとんがり屋根が目印。「全国道の駅グランプリ」で最優秀賞を受賞した道の駅で、南房総のランドオペレーターとしてさまざまな情報を提供しています。
2024年2月にグランドオープンした“体験価値の高い道の駅”を事業コンセプトにした道の駅です。物販・飲食・体験施設のほか、農園を整備し、緑あふれる自然の中で、農業や食の体験&交流ができます。
沖ノ島は館山湾の南端に位置している島で、南房総国定公園のひとつです。以前は500m沖合いにあった島ですが、関東大震災による隆起などで、現在は陸続きになっています。島内は温暖帯の海岸林で覆われ、海岸動植物が共存するネイチャーアイランドです。
1919年に点灯を開始した、高さ約15mの灯台で、国の登録有形文化財に指定されています。眺望台では、東京湾や太平洋を一望することができます。対岸の三浦半島端部にある剱埼灯台と対になって東京湾と太平洋の境界を成しています。
房総の戦国大名・里見氏の居城跡を整備した城山公園。山頂にそびえる館山城では、「南総里見八犬伝」に関する資料展示と現在まで続く八犬伝の人気を紹介。季節の移ろいとともに椿・梅・桜・ツツジなどの花木が次々と咲き、公園内を彩ります。